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魔法の植物ヘナ

ヘナとは、インドを中心に世界の乾燥砂漠気候に自生するミソハギ科の植物です。インドのラジャスタン州の町ソジャットで栽培されるヘナが最高品質で知られています。日本ではごく一部の人が白髪染めとして使用していますが、古代からインドの伝承医学アーユルヴェーダ(注１)等によって用いられてきた代表的な薬草です。北アフリカでも伝統的な治療薬となっています。

ヘナの効用

葉に含まれる成分は、髪や皮膚を染める作用だけではありません。傷やヤケドに対する殺菌効果や治癒能力も持っています。

アーユルヴェーダ(注１)等の文献では、殺菌・沈静・消臭・冷却効果があると記されています。

湿布薬・傷薬・止血・吹き出物・皮膚病・打撲傷・生理不順などの予防や治療に効用があると言い伝えられ、緊張した神経を緩和させてリラックス作用もあります。このように、古来より病気の治療に使われてきました。

AAAランクヘナ

ヘナは品質によって細かくグレードが分かれています。

世界のヘナ産業をけん引するインドのヘナインダストリー社が提供するヘナは、ECOCERT®（エコサート）認定をうけています。

ECOCERT®とは

フランスのトゥールーズを本拠地とする国際有機認定機関。検査員は農業と食品科学分野の技術者で構成されています。オーガニック認証団体の世界基準ともいわれます。

一般社団法人　自然ヘナ・シロダーラ研究会は、ヘナインダストリー社と提携し、ECOCERT®認定を受けたヘナを取り扱っています。

さらに品質を保証するすべての条件また各分析試験をクリアしたヘナに「AAA認定」を付与しています。当店はそのAAAランクヘナを使用しています。

AAAランクヘナの条件

インドのラジャスタン州の町ソジャットで栽培されている
着色成分ローソンが1.8%以上含まれている
100%ナチュラルで、いかなる化学物質も含まない
栽培の間、一切の農薬、化学肥料、殺虫剤も使わない

最高品質(AAAランク)

中品質

粗悪品質

注１

アーユルヴェーダとは古代インドから伝えられた伝承医学です。紀元前11～８世紀の発祥と言われています。WHOが世界三大伝承医学と認定していて、現存する伝承医学の中で、最も古い歴史を持っています。アーユルヴェーダは「病気」を単体として捉えません。人間の肉体という物質的なものだけを対象にするのではなく、肉体・心・魂に対して、全体的にアプローチします。例えば、現代人の心身の不調の原因は、油性や水溶性の老廃物や悪感情の蓄積によるものとし、浄化法（デトックス）で取り除く手法を使います。未病状態にはこの老廃物が蓄積しているという考え方から、それを効果的に体外に排出させ、自然治癒力や免疫力を高め、病気になりにくい体づくりを目指すのです。

このページは「神秘の植物ヘナ」中西洋子（一般社団法人自然ヘナ・シロダーラ研究会）を参考にして再編集しています